今日のはじめて

1日1個「初めてのこと」をやることに決めた人の記録

180519のはじめて

今日のはじめては、


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シブヤ大学の授業に参加した」。


セクシャリティ講座/恋愛結婚できないストレート」というテーマの講座で、私は大きい枠の「性」に関して興味関心があるため応募した。

話をしてくださったのは、村上裕さんというカウンセラーの方。
ゲイをカミングアウトされていて、2006年から様々な活動をしている。



まず結論から言うと、最高でびっくりした。

参加者数はあえて制限されていて20人ほど。
その20人のために、村上さんがすごく準備をしてきてくださったことが分かる三時間だった。


◼︎印象的だったこと

セクシャリティについて>
・対人関係のものごとを考えるときには、「器質(生まれ持った身体の性質)」と「心理」がある。
異性愛、同性愛、両性愛などのセクシャリティは、後天的な心理ではなく「器質」(性のグラデーション)
・同性愛/異性愛という軸のほかにも、「性自認の一致/不一致」「性欲の有無」「恋をできるかできないか」などの器質の軸がある。
・いわゆる「マジョリティ」とは、異性愛者で、性自認が一致していて、性欲があり、恋ができる人。
・たとえ異性愛者(=ストレート)であっても、性欲がない人や恋愛ができない人(ノンセクシャルアセクシャル)はマジョリティではない。
・ただ、ノンセクシャルアセクシャルに対する社会的な認識が共有されていないため、ストレートの枠の中に入れ込まれてしまう。
→そこで生まれるのが器質として「恋愛できないストレート」という存在。

<恋愛結婚について>
・結婚=孤立を防ぎ、人が安全に生きて経済活動を継続するためのシステム。
・婚姻法は、他者との「相補」を定義した法であり、恋愛や子供に関する規定はない。
・結婚に恋愛はマストではない。
・相補の観点でいうと結婚は、①心理的相補(心理的な交流を交わす他者の存在)、②環境的相補(空間の共有、家事などの分担)、③経済的相補(お金の面での支え合い)の三要素を満たすもの。

→結婚を考えるときは、自分がその相手と「心理的、環境的、経済的相補関係を築きたいかどうか?」を考える必要がある。


今までなんとなくしか分かっていなかった、セクシャリティについて論理的に知ることができたこと、好きだからするのカナ?と思っていた結婚について全く新しい視点を持つことができたことがするごくよかった。
自分にとっては新しかった。

私はケチで、寄付などもできることならしたくないタイプだ。
それでも、これはよすぎて、払わざるを得ないと思って少額ながら自分の意思でお金を払った。

村上さんの本「孤独な世界の歩き方」も買った。
これは、mylifeに活かしたいと思ったし、もっとたくさんの人に(マスに)この体験をしてもらうことができたら、この違いに不寛容な普通圧力社会が少し生きやすくなるのにと思った。


終わった後は、渋谷に移動して「collective supermarket」というアートイベントに。

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かわいい女の子がたくさんなカラフルなイベントだった。

タイ料理食べて飲んで解散。
よき日でした。