180521のはじめて
今日のはじめては、
(といってもまだグリーンゲーブルズに着いたとこまでなんだけど)
すごい、すごい感が、すごい。
(何言ってんだこいつ感もすごい)
私は、いますごくショックを受けている。
私はアンちゃんの本をフレーズを記憶するくらい読み返して、ことばやストーリーの美しさに心酔していたけれど、ずっと演じ手(=アン)と無害なナレーターの言葉を信じきって、悪い意味でなくだまされていたんだなと思った。
アンちゃんの周りの世界は比較的清潔で、口汚い人はいても最低限の良心は持っている人間に見える。
彼女が孤児院に来る前の家々も、辛い思い出ではあるがそれは精神的なつらさや労働による疲労という形でしか語られない。
でも、そんな劣悪な環境で、子守をする醜い孤児の女の子に最低限の良心を向けられる人が、はたしてどれだけいるだろうか。
アンちゃんが自分の口から語ろうとしなかっただけで、その裏に暴力があったことは察するに難くない。
私は、20年間もの間アンちゃんに憧れて物語の中の才能豊かなアンちゃんを慕い続けて、20年間その裏にある、語られない物語に気づくことができなかった。
すごくすごく、ショックだ。
こういうことが自分の人生には、いまも現在進行形で起こっているのだろうか。
裏側に気づかない。